【写真あり】天理が15-14で奈良大附に勝利 赤埴克選手の「満塁ホームラン」が決勝打【第105回全国高校野球選手権奈良大会】

【写真あり】天理が15-14で奈良大附に勝利 赤埴克選手の「満塁ホームラン」が決勝打【第105回全国高校野球選手権奈良大会】

2023年7月10日、高校野球夏の奈良県大会(第105回全国高校野球選手権奈良大会)の2回戦注目のカード「天理-奈良大附」が行われ、15-14で天理が勝利した。

赤埴克選手の大逆転満塁打

終始乱打戦。
序盤は天理がリードし、奈良大附が追いかける形。

7-7で迎えた5回裏。
奈良大附は2アウトランナー3塁から相手のエラーにより逆転。
8-7と勝ち越す。
奈良大附は7回にも2点を追加して10-7と突き離す。

追い込まれた天理はその裏の8回表。
下林勇希主将、途中出場の赤埴幸輝選手のタイムリーで1点差の10-9とする。
その後2アウト満塁のチャンスをつくると、赤埴克樹選手が逆転の満塁ホームランを放ち13-10とする。
なおも天理はこの回に追加点を挙げて、15-10とリードする。

ここで勝負あったかと思われたが、奈良大附もじわじわと点差を詰めて、14-15で最終回を迎える。
奈良大附は2アウト2塁のチャンスを作るが、あと一本が出ずゲームセット。

15-14で天理が激闘を制した。

「準備」と「支え」があったから

奈良大附・武廣祐輝主将のコメント

本日の試合を振り返ってもらうと
「自分たちの力は全て出せたかなと思います。やり切った試合でした。全員で統一していたことは、4回くらいまでは相手の中川投手に球数を投げさせて、疲れさせ、中盤以降に点を取ろうとしていたことです。でも早い回に点を取れたので、そこはよかったかなと思います。」

奈良県出身の武廣主将、最後に奈良の方々へのメッセージを聞くと
「田舎独特と言っていいのか分かりませんが、周りの皆さんの『頑張れよ!』っていう雰囲気が大好きなんです。これからは人に支えてもらっているということに感謝しながら、みんなそれぞれの場所で活躍していきたいと思います。」
と語ってくれた。

天理・下林勇希主将コメント

今日の試合を振り返ってもらうと
「夏の大会でもあるので、奈良大附さんも相当な思いを持ってきているので、それに打ち勝つためにも自分たちがやってきたことを100%出すために『準備』した結果かと思います。」

逆転され、突き放された際に焦りはなかったかという問いには
「点差はあったのですが、なかったですね。向こうの流れではありましたが、皆さんの声援などで、背中を押されている思いがあり、負ける感じはしなかったですね。」
と語ってくれた。

経験を経てしっかりと『準備』ができることと、声援などのみなさんの『支え』をテーマに話してくれた下林主将。

天理がどのような夏を過ごすのか楽しみにしたい。

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