核廃絶願い、平和への誓い新た/岡山市内で原爆死没者慰霊祭【岡山市】

岡山県原爆被爆者会は7月10日、岡山市内で原爆死没者慰霊祭を開き、犠牲者の冥福を祈るとともに、核の廃絶や世界平和への思いを新たにしました。
慰霊祭には、広島や長崎での被爆者やその遺族らおよそ30人が参列。1分間の黙とうをささげ、昨年度亡くなった95人を含む犠牲者の冥福を祈りました。
その後、代表者が祭壇に白菊を手向け、「核兵器を許さない」との誓いを新たにしました。
岡山県によると、県内で被爆者健康手帳を持っている人は938人(2022年度末時点)で、平均年齢は85・8歳と高齢化が進んでいます。
そうした現状を受け、岡山県原爆被爆者会は2020年に発足した2世部会が原爆の語り部活動を受け継いでいます。
岡山県原爆被爆者会は、毎年この時期に慰霊祭を開いています。

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