日本時間７月11日、ワシントン州シアトルのＴ－モバイル・パークで同12日に行われるオールスター・ゲームの先発ラインナップが発表され、ア・リーグの先発投手はゲリット・コール（ヤンキース）、ナ・リーグの先発投手はザック・ギャレン（ダイヤモンドバックス）の両右腕に決定した。両投手はともに過去オールスター・ゲームでの先発登板はなく、初の栄誉となった。また、大谷翔平（エンゼルス）はア・リーグの「２番・指名打者」としてスタメン出場。前半戦最終盤に悩まされた爪割れやマメの影響もあり、投手としては出場しない。
ア・リーグの先発投手を任されたコールは今季19試合に先発し、９勝２敗、防御率2.85と圧巻の成績。過去５回オールスター・ゲーム選出にされている経験豊富な右腕だが、実際に試合に投げたのは１度のみで、今回の先発により2015年以来８年ぶりの球宴での登板が決定した。コールは「ダスティ（・ベイカー監督）が選んでくれたことに感謝したい」と初の大役を喜んだ。
ナ・リーグの先発投手を任されたギャレンは、こちらも19試合に登板し11勝３敗、防御率3.04の好成績。４月には４先発連続無失点を記録するなど、好調のチームの中でローテーションの柱として活躍を続けている。この決定を先週半ばには知っていたというギャレンは、「水曜か木曜くらいにトーリ・（ロブロ監督）がビデオ通話で連絡してきたんだ。だからここ数日間は家族やスタッフに白々しいウソをつかないといけなかったんだよ。」と笑った。
両リーグの先発メンバーは以下の通り。
◆ア・リーグ
１（二）マーカス・セミエン（レンジャーズ）
２（指）大谷翔平（エンゼルス）
３（左）ランディ・アロザレーナ（レイズ）
４（遊）コリー・シーガー（レンジャーズ）
５（一）ヤンディ・ディアス（レイズ）
６（右）アドリス・ガルシア（レンジャーズ）
７（中）オースティン・ヘイズ（オリオールズ）
８（三）ジョシュ・ヤング（レンジャーズ）
９（捕）ジョナー・ハイム（レンジャーズ）
（投）ゲリット・コール（ヤンキース）
◆ナ・リーグ
１（右）ロナルド・アクーニャJr.（ブレーブス）
２（一）フレディ・フリーマン（ドジャース）
３（中）ムーキー・ベッツ（ドジャース）
４（指）J.D.マルティネス（ドジャース）
５（三）ノーラン・アレナド（カージナルス）
６（二）ルイス・アライズ（マーリンズ）
７（捕）ショーン・マーフィー（ブレーブス）
８（左）コービン・キャロル（ダイヤモンドバックス）
９（遊）オーランド・アルシア（メッツ）
（投）ザック・ギャレン（ダイヤモンドバックス）
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