ジオパーク全国大会、2024年は青森・むつ市で開催 8月30日に開会式

左腕を上げる「下北半島ポーズ」で下北大会の成功を誓う関係者

 下北ジオパーク推進協議会(会長・山本知也むつ市長)は10日、2024年度に開催する日本ジオパーク全国大会下北大会の開会式を同年8月30日に、閉会式を9月1日に行うと発表した。下北で全国規模の大会を開催するのは「初めて」(山本会長)で、全国各地のジオパーク関係者との交流などを通じて、全国から注目される下北を目指す。

 むつ市のむつ来さまい館で10日開いた下北大会決起集会で、山本会長が明らかにした。大会は同市のしもきた克雪ドーム、むつマエダアリーナ、下北文化会館をメイン会場として、分科会やポスター展示・発表、物産展、交流会などを実施。開催期間自体は8月28日~9月2日とし、開・閉会式の前後にジオサイトなどを巡るツアーを企画する。

 22年10月に開かれた白山手取川大会(石川県)を踏まえ、大会中は参加者が1日当たり約800人宿泊すると想定。公共施設も含めて宿泊場所を確保する方針。白山手取川大会は3日間で約1万8千人が来場しており、「下北大会もそれを目指していく」(山本会長)という。

 決起集会には、むつ下北地域の市町村や商工団体の関係者、下北ジオパークのサポーター・ガイドら約100人が参加。山本会長は「全国大会に向けて下北地域一丸となって取り組んでいく。地域・事業者の皆さまと連携し、下北5市町村が力を合わせて準備を進めていきたい」と話した。

© 株式会社東奥日報社