「行動制限解除で事故が増加」子ども・高齢者・二輪車の事故防止を「夏の交通安全県民運動」始まる=静岡

夏休みやお盆を前に子どもや高齢者の事故を防ごうと、7月11日から静岡県内各地で「夏の交通安全県民運動」が始まりました。

静岡市役所前で開かれた出発式には、静岡市の難波喬司市長や市の職員、静岡中央署の警察官など約60人が参加しました。

<静岡中央警察署 及川博行署長>

「コロナも収まってきて行動制限が解除になって、人が出てきている中で、人身交通事故が葵区でも非常に増加しています」

ここ5年間の人身事故のうち、自転車事故の割合は県では全体の15%に対し、静岡市内では25%を占めていて、自転車に乗る際のヘルメットの着用を呼びかけました。また、7月から規制が緩和された電動キックボードの安全な利用や飲酒運転の根絶などを重点的に訴えています。

伊豆の国市の田方中(たがたなか)消防署では、通勤時間帯にあわせて駿東伊豆消防本部の職員33人が、のぼり旗を手に街頭に立ち、交通安全を呼びかけました。「夏の交通安全県民運動」は、20日までの10日間行われます。

© 静岡放送株式会社