ブルージェイズのゲレーロJr.がHRダービー優勝 史上初の親子制覇

日本時間7月11日、マリナーズの本拠地T-モバイル・パークでホームラン・ダービーが行われ、ブルージェイズの主砲ブラディミール・ゲレーロJr.が1回戦でムーキー・ベッツ(ドジャース)、準決勝でフリオ・ロドリゲス(マリナーズ)、決勝でランディ・アロザレーナ(レイズ)を破り、初優勝を果たした。ゲレーロJr.は父のブラディミール・ゲレーロも2007年にホームランダービーを制しており、史上初の親子制覇となった。

1回戦では先攻で26本塁打を放ち、11本塁打のベッツを破ったゲレーロJr.は、準決勝で地元マリナーズのスター、ロドリゲスと対戦。先攻のロドリゲスは初戦で過去2度優勝の王者ピート・アロンソ(メッツ)を1ラウンド史上最多41本塁打で破った疲労もあったのか、ペースが鈍り20発で終える。後攻のゲレーロJr.は結局ボーナスタイムのほとんどを残して21発目を放ち、決勝進出を決めた。

決勝戦ではアドリス・ガルシア(レンジャーズ)、ルイス・ロバートJr.(ホワイトソックス)を破ったアロザレーナとゲレーロJr.が対戦。ペースが上がらなかった先攻のゲレーロJr.は早めにタイムアウトを取ると、残りの1分13秒で14発を量産。5.2秒に1本のペースでホームランを放つと、ボーナスタイムでも5本を放ち、25本で終えた。後攻のアロザレーナも序盤はスローペースだったものの、後半で猛追し21ホームラン。しかし440フィートを越える特大弾が出なかったため、追加タイム30秒を得ることができず、結局ボーナスタイムは2発どまり。25対23でゲレーロJr.がトロフィーを獲得し、最後はおなじみとなったアロザレーナの決めポーズで互いの健闘を称えあった。

対戦結果は以下の通り。

◆1回戦
ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ・第6シード)26-11ムーキー・ベッツ(ドジャース・第3シード)
ルイス・ロバートJr.(ホワイトソックス・第1シード)28-27アドリー・ラッチマン(オリオールズ・第8シード)
ランディ・アロザレーナ(レイズ・第5シード)24-17アドリス・ガルシア(レンジャーズ・第4シード)
フリオ・ロドリゲス(マリナーズ・第7シード)41-21ピート・アロンソ(メッツ・第2シード)

◆準決勝
ランディ・アロザレーナ35-22ルイス・ロバートJr.
ブラディミール・ゲレーロJr.21-20フリオ・ロドリゲス

◆決勝
ブラディミール・ゲレーロJr.25-23ランディ・アロザレーナ

◆各記録
最多本塁打(総合):ランディ・アロザレーナ(82本)
最多本塁打(1ラウンド):フリオ・ロドリゲス(41本・1回戦)
最長飛距離:ルイス・ロバートJr.(484フィート=約147.5メートル)

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