ユーベの新たな標的は21歳の有望MFサマルジッチ、新SDジュントリ氏の構想に合致か

[写真:Getty Images]

ユベントスがウディネーゼのセルビア代表MFラザール・サマルジッチ(21)の獲得も視野に入れ始めたようだ。イタリア『カルチョメルカート』が報じている。

今夏は中盤の強化を図り、イタリア代表MFダビデ・フラッテージ(23)やセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ(28)に目をつけていたユベントス。しかし、フラッテージはインテルへの移籍が決まり、ミリンコビッチ=サビッチはサウジアラビアのアル・ヒラル移籍が取り沙汰されている。

ユベントスはアタランタのオランダ代表MFトゥン・コープマイネルス(25)も有力なオプションの1つとして考えているようだが、アタランタが要求している4000万ユーロ(約62億円)の移籍金がネックに。マッシミリアーノ・アッレグリ監督と7日にスポーツディレクター(SD)就任が発表されたばかりのクリスティアーノ・ジュントリ氏は、先日初めて本格的な話し合いを行い、ここでサマルジッチの名前が挙がったという。

若い上にビッグクラブに挑戦する準備が整い、クオリティやハングリー精神も備えているサマルジッチはジュントリ氏の思い描くビジョンに完璧に合致しているとのこと。評価額も手頃で、ウディネーゼはナポリやインテル、ミランにも提示した2500万ユーロ(約38億8000万円)をユベントスにも要求しているようだ。

すでに接触や交渉は行われていて、今後数日中に交渉が進展する可能性も。2021年夏にRBライプツィヒからウディネーゼへと移籍したサマルジッチは、在籍2年目の昨シーズン序列を上げ、公式戦39試合に出場していた。

なお、ユベントスは中盤の新戦力を獲得するために放出も進めたいと考えているが、スイス代表MFデニス・ザカリア(26)のウェストハム移籍にはもう少し時間がかかるようだ。

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