SFとさくらインターネットがITパートナー契約を締結。公式サイトやSFgoの安定稼働を強化

 日本レースプロモーション(JRP)およびさくらインターネットは7月11日、全日本スーパーフォーミュラ選手権におけるITソリューションパートナーシップ契約の締結を発表した。

 1996年に創業されたさくらインターネットは、ユーザーたちのさまざまなニーズにあわせ、自社が運営する国内データセンターを生かし『さくらのレンタルサーバ』『さくらのVPS』『さくらのクラウド』といったクラウドコンピューティングサービスやIoTサービスを提供する企業だ。

 そんなさくらインターネットのクラウドサービスは、これまでもスーパーフォーミュラ公式サイトや走行中のマシンのテレメトリーデータ、チーム無線の取得など、スーパーフォーミュラのさまざまな場面で活用されてきた。両社は今回新たにパートナーシップを締結し、スーパーフォーミュラにおけるデジタル化の取り組みを加速させていく。

 具体的には、パートナーシップを通じ、さくらインターネットはJRPが運営するスーパーフォーミュラ公式サイトや、今シーズンからサービスが開始されたデジタルプラットフォーム『SFgo(エスエフゴー)』のサーバーや監視システムの安定稼働を強化し、ITエンジニアによる技術支援を実施していくという。

 SFgoでは、セッション中やレース中のマシンのオンボード映像や車速、タイヤ温度といった情報に加え、チームとドライバーの無線交信も提供されているが、サーキットでの通信環境の問題などでデータ取得ができない場合もあり、今回のパートナーシップ締結での解消も期待される。

 ITソリューションパートナーシップ締結に際し、両社は「今後もJRPとさくらインターネットは、スーパーフォーミュラ×AI技術で新たなビジネス領域を開拓し、モータースポーツ業界のデジタル化とさらなる発展をともに目指してまいります」としている。

2023年シーズンから正式サービスが開始されたデジタルプラットフォーム『SFgo』の画面イメージ

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