球児の熱い夏開幕 高校野球石川大会

開会式に臨む各校ナイン=11日午前10時20分、金沢市の石川県立野球場

  ●金沢学院大附マネジャー始球式 

 夏の甲子園出場権を懸けた第105回全国高校野球選手権石川大会は11日、金沢市の県立野球場で開幕した。今大会からスタンドでの声出し応援やブラスバンドの演奏が4年ぶりに解禁されるなど通常開催に戻った。前回王者の星稜を先頭に46校43チームのナインが力強く行進して開会式に臨み、高校球児の「熱い夏」が始まりを告げた。

 開会式では、花野光希さん(遊学館)が先導し、小松市立合唱部の山下蒼太さんが国歌と大会歌「栄冠は君に輝く」を独唱した。遊学館のバトントワリング部と吹奏楽部が大会歌の演奏とパフォーマンスで会場を盛り上げた。

 県高野連の居村吉記会長が「仲間や家族からの恩に報いる気持ちで試合に臨んでほしい」とあいさつし、北野喜樹県教育長が祝辞を述べた。これに対し、門前の中村光志主将が「感謝の気持ちを胸に高校球児らしさ全開でプレーする」と宣誓した。

 開幕戦は寺井―鶴来で、午後0時10分にプレーボールされた。始球式は金沢学院大附の女子マネジャー新保凛音さんが務めた。

始球式を務めた金沢学院大附の新保さん=11日午後0時10分、金沢市の石川県立野球場

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