死亡患者のカルテに不備 神戸徳洲会病院、市検査

 神戸徳洲会病院(神戸市垂水区)で循環器内科の男性医師が関わったカテーテル手術後に複数の患者が死亡したなどとする告発を巡り、うち死亡患者3人のカルテの記載に不備があったことが11日までの市の検査で分かった。最新の診療記録を正確に記すよう定める国の指針に抵触する可能性があり、市は行政指導を検討している。

 市によると、6月末に保健所などに病院関係者とされる匿名の人物から告発文が届いた。記載内容では、1月に病院に赴任したこの医師が心臓疾患や透析中の患者らにカテーテル手術などを実施後、死亡したり、容体が悪化したりした患者が約10人いたとしている。

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