静岡県は7月11日、新型コロナウイルスのワクチンのうち、有効期限が切れた約18万回分を廃棄したと発表しました。
県によりますと、廃棄したのは県や市町に供給されたモデルナ社、ファイザー社、武田社のワクチンで、2022年11月から2023年5月までの間に有効期限が切れた18万1066回分です。これは、県や市町に供給された量の5.2%にあたるということです。
県は、有効期限切れとなった要因について、新しいワクチンの供給に伴い、需要のない古いワクチンが大量に残ったことなどを挙げています。
県は、今後も市や町と協力して融通の調整などを行ない、ワクチンの有効活用に努め、有効期限切れのワクチンが少なくなるよう努めるとしています。