【ウィーン共同】ウクライナのストリレツ環境保護・天然資源相は11日までに共同通信と会見し、ロシアの侵攻によって「ウクライナの森林の3分の1が燃えたり損傷したりした」と訴えた。昨年2月の侵攻以降、土壌や大気の汚染などの環境破壊による損失額は513億ユーロ(約8兆円)超の規模に上ると主張。環境分野での日本の支援に期待を表明した。
6月6日に起きた南部ヘルソン州のカホフカ水力発電所の巨大ダム決壊については「ロシアの攻撃」だと指摘。少なくとも150トンの油がドニエプル川に流れ込んだなどとして、多数の野生動物や鳥類に悪影響を及ぼしていると述べた。