ワグネル、反乱時に核施設接近か ロイター報道

 【キーウ共同】ロイター通信は11日までに、ロシアの民間軍事会社ワグネルが6月に武装反乱を起こした際、一部の部隊が「ボロネジ45」と呼ばれるロシア軍の核兵器貯蔵施設に向かっていたと報じた。インターネットに投稿された映像や地元住民の話として伝えた。ロイターは映像から、部隊が施設から約100キロの地点まで接近したことを確認したとしている。

 欧米の当局者は、反乱の渦中で、ロシアの核兵器の管理が危険にさらされたことはないと繰り返し説明していた。米国家安全保障会議(NSC)の報道担当者はロイターに「核兵器が危険にさらされた兆候は把握していない」と述べた。

© 一般社団法人共同通信社