バルセロナがノリッジ・シティのU-21イングランド代表DFマックス・アーロンズ(23)に関心を寄せているようだ。
アーロンズは下部組織時代からノリッジ一筋の右サイドバック。チャンピオンシップ(イングランド2部)で戦うノリッジだが、アーロンズ自身は昇降格を繰り返すチームの中で18歳の頃から主軸に定着していることもあり、プレミアリーグ通算70試合に出場した経験を持つ。
そんなアーロンズの市場価値は推定1600万ユーロ(約24億7000万円)で、ノリッジとの契約は2024年6月まで。スペイン『Fichajes』によると、獲得コストは低く、バルセロナにとって「興味深いオプション以上の存在」となる可能性があるという。リストアップしていることは間違いないようだ。
バルセロナの右サイドバック事情に目を移すと、昨シーズンはセンターバックを本職とするフランス代表DFジュール・クンデのコンバートで乗り切り、代役も元々中盤の選手だった元スペイン代表DFセルジ・ロベルト、左利きのスペイン代表DFアレハンドロ・バルデといった顔ぶれだ。
また、アーロンズ以外にはバイエルンのフランス代表DFバンジャマン・パヴァール(27)、マンチェスター・シティのポルトガル代表DFジョアン・カンセロ(29)、マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表DFジオゴ・ダロト(24)なども候補に。だが、いずれも財政難のバルセロナには手が届かないとみられている。
そんな状況のためか、スペイン『アス』も「バルセロナがアーロンズの獲得に本腰を入れ始めても不思議ではない」と主張。なによりアーロンズ自身がノリッジ退団を望んでいるという。
ただし、現段階でバルセロナの最優先補強ポイントは右サイドバックにあらず。アーロンズに対してはマンチェスター・ユナイテッドも獲得を検討しているとのことだ。