トッテナムがイスラエル代表ソロモンの獲得を正式発表

写真:トッテナムへの加入が決まったソロモン ©Getty Images

トッテナムは7月11日、昨シーズンは期限付き移籍先のフラムでプレーしていたイスラエル代表MFマノル・ソロモンの獲得をクラブ公式サイトなどで発表した。

契約期間は2028年6月30日までの5年間。イギリスのウェブメディア『フットボール・ロンドン』によると、ソロモンの保有権はウクライナのシャフタールが有しており、2023年末までの契約を結んでいるが、FIFAはウクライナが紛争状態にあることを踏まえ、同国でプレーするすべての非ウクライナ人プレーヤーに対してクラブとの契約を停止できる権利を認めている。これによりソロモンとシャフタールの契約は解除され、フリートランスファーでの移籍になったという。

アンジェ・ポステコグルー新監督が就任したトッテナムは今夏、昨シーズンまでユヴェントスから期限付き移籍していたスウェーデン代表MFデヤン・クルゼフスキの契約を完全移籍に移行したほか、エンポリからイタリア人GKグリエルモ・ヴィカーリオ、レスターからイングランド代表MFジェイムズ・マディソンを獲得しており、ソロモンは4人目の補強となる。

ソロモンは現在23歳。地元クラブであるマッカビ・ペタク・チクバの下部組織で育って17歳の時にプロデビューを飾り、その後、移籍したシャフタールでは公式戦通算106試合22ゴールを記録。2020-21シーズンのチャンピオンズリーグのグループステージでレアル・マドリードに3-2の勝利を収めた試合では、決勝点となるチーム3点目を決めている。

昨シーズンは昇格したばかりのフラムでプレーし、プレミアリーグ初挑戦ながら公式戦通算24試合5ゴールの成績を残した。

また、イスラエル代表ではこれまでに35試合7ゴールを記録している。

左ウイングを得意しつつ、右サイドやトップ下もこなせるプレーヤーで、トッテナムでは韓国代表FWソン・フンミンやブラジル代表FWリシャルリソンらとポジションを争うことになると見られている。

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