ASEAN関連閣僚会合、開幕 米中会談焦点、紛糾も

ジャカルタで開かれたASEAN外相会議に臨む各国外相=11日(インドネシア外務省提供・共同)

 【ジャカルタ共同】東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の閣僚会合が11日、議長国インドネシアのジャカルタで始まった。14日まで南シナ海問題やミャンマー情勢などを協議。日米韓中ロなど域外の主要国はASEAN各国の取り込みを競う。米中外交トップの会談実現も焦点だ。

 中国が福島第1原発の処理水放出に反対する構えを示すなど、一連の協議は紛糾する恐れがある。

 ブリンケン米国務長官と、中国の外交担当トップの王毅共産党政治局員が出席する。ウクライナ侵攻も重要議題の一つで、ロシアのラブロフ外相が出席。林芳正外相は13日に日ASEAN外相会議とASEANプラス3(日中韓)外相会議に参加する。

© 一般社団法人共同通信社