仏、長距離ミサイル供与へ ロシア反発、独も追加支援

フランスのマクロン大統領(ロイター=共同)

 【ビリニュス共同】フランスのマクロン大統領は11日、ウクライナに長距離巡航ミサイル「スカルプ」を供与すると表明した。北大西洋条約機構(NATO)首脳会議のため訪問したリトアニア・ビリニュスで記者団に語った。ロシアは強く反発した。ドイツ政府も追加支援を決めた。

 スカルプはフランスと英国が共同開発。英国では「ストームシャドー」との呼称で、既にウクライナに供与している。マクロン氏は「われわれにとって重要なのは、ウクライナに支援のメッセージを送ることだ」と述べた。フランスメディアは軍事筋の話として、最初のミサイルが既にウクライナに到着したと伝えた。

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