暗号資産を狙って監禁や強盗を実行犯に指示したとして、京都府警組対2課と警視庁は11日、営利目的略取と監禁、強盗致傷などの疑いで、東京都港区の投資家(55)と住所不定の容疑者(43)ら男3人を再逮捕した。府警は3人の認否を明らかにしていない。
3人の逮捕容疑は、職業不詳、被告の男(31)=強盗致傷罪などで起訴=らと共謀し昨年6月7日、大阪市西区のスポーツジムで、資産を奪う目的で客の無職男性(32)を車で連れ去った。その後、京都市南区や滋賀県米原市のゲストハウスなど3カ所で「殺すよ」などと脅して24日間監禁し、暗号資産や現金、腕時計など計1億8600万円を奪った疑い。
府警はこれまでに事件に関与した実行役として男9人を逮捕しており、投資家の容疑者らが指示していたとみている。
府警は先月20日、債権回収を巡って現金1千万円を脅し取ったとして、投資家の容疑者と住所不定の容疑者らを恐喝の容疑で逮捕していた。