【ビリニュス共同】国連教育科学文化機関(ユネスコ、本部パリ)は11日、米国が正式に再加盟したと発表した。米国はトランプ前政権時代に脱退したが、バイデン現政権が復帰を望んでいた。加盟は194カ国・地域となる。
ユネスコのアズレ事務局長は声明で「歴史的な瞬間だ。多国間主義全体にとって素晴らしいニュースだ」と歓迎した。
ユネスコによると、米国は10日、ユネスコ憲章を正式に受託した。米国は6月上旬に再加盟の意向を表明し、ユネスコの臨時総会が6月30日に復帰を承認していた。
バイデン政権は「パリ協定」や国連人権理事会にも復帰し、国際社会の信頼回復を図っている。