大きな筆で「海」 富山・くまのこども園児、書道に挑戦

岡本さん(中央)と一緒に「海」の文字を書く子ども=くまのこども園

 くまのこども園は11日、富山市悪王寺の同園で習字教室を開き、5歳児35人が大きな筆を使うなどして書道に挑戦した。

 楽しみながら日本の伝統文化に触れてもらいたいと、同市上野の書道家、岡本杏華(きょうか)さん(79)が30年ほど前から教えている。

 子どもたちは岡本さんと一緒に、縦90センチ、横2メートルの紙に「海」の文字と、童謡「海」の歌詞の一部を歌いながらしたためた。手形も付けた。

 白いうちわに「もも」「ねこ」など好きな2文字も書いた。岡本さんの手本を参考にしながら真剣な表情で取り組み、オリジナルの作品を仕上げると「楽しかった」と笑顔を見せた。

うちわに好きな文字を書く子どもたち
大筆を使って完成させた作品

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