<レスリング>7.15~20 U20アジア選手権(ヨルダン)出場の男子グレコローマン・チームが出発

 

 7月15日(土)~20日(木)にヨルダン・アンマンで行われるU20アジア選手権に出場する男子グレコローマン・チームが7月11日、成田空港から出発した。15・16日に試合が行われる。

▲ヨルダンへ向けて出発した男子グレコローマン・チーム

 昨年に続いてチームを指揮する藤村義コーチ(自衛隊)は「去年と同じで、将来のある世代の選手なので、次につながる内容を残し、シニアでも勝てる片りんを見せてほしい」と要望する。

 高校時代の最も多くのことを吸収できる時期にコロナ禍で海外遠征ができなかった世代。国際キャリアは浅い選手ばかりで、初の国際舞台で結果を出すのは厳しいかもしれないが、「シニアと同じで、スタンドでしっかり攻め、グラウンドで必ず返すというパターンを目指してほしい。どうやって自分の得意な形を出すかを考えてほしい」と期待した。

 昨年のグレコローマンは「銅2個」。それが最低の目標となるだろうが、「メダルの数より、選手のパフォーマンスを試合日に最高に持っていかせるのがコーチの役目と思っています。試合日までのコンディションづくりに最善を尽くしたい」と言う。

 ヨルダンでこの種のレスリングの大会が行われるのは初めて。U17に先立って行われるU15アジア選手権が行われ、すでに現地入りしているチームから、「大気汚染があるので、マスクは必需品」などといった情報が入っている。未知の国なので環境面での不安はあるだろうが、昨年もバーレーンというレスリング新興国での大会。同監督は「去年も同じですよ」と笑い、それらを乗り越える強さを求めた。

 女子は13日、男子フリースタイルは15日に出発する。

《年度別成績》男子グレコローマン女子男子フリースタイル


2023年U20アジア選手権・日本選手団役員

【チームリーダー】馬渕賢司(中京学院大)

【男子グレコローマン・コーチ】藤村義(自衛隊)、【男子両スタイル・コーチ】前田翔吾(日本オリンピック委員会/クリナップ)、【女子コーチ】正田絢子(京都・丹後緑風高教)、栄希和(至学館大職)

【トレーナー】森田大樹(あみ鍼灸整骨院)

【帯同審判】増田莊史(香川・多度津高教)、浦田享(富山・藤園南幼稚園)、保坂和哉(山梨・農林高教)


2023年U20アジア選手権・日本代表選手

 【男子グレコローマン】
▼55kg級 平田 宗(中 大)
▼60kg級 有田英慎(和歌山・和歌山北高校)
▼63kg級 岩田昇也(育英大)
▼67kg級 野田 玄(拓 大)
▼72kg級 本名一晟(育英大)
▼77kg級 島袋希理瑠(国士舘大)
▼82kg級 千田淳貴(日体大)
▼87kg級 鬼塚一心(福岡・三井高)
▼97kg級 加藤大翔(国士舘大)
▼130kg級 岩澤 歩(日体大)

 【女子】
▼50kg級 弓矢沙希(日体大)
▼53kg級 姫野笑琉(至学館大)
▼55kg級 山下叶夢(東洋大)
▼57kg級 水澗琉奈(神奈川大)
▼59kg級 藤本夏妃(千葉・日体大柏高)
▼62kg級 中西美結(至学館大)
▼65kg級 伊藤 渚(日体大)
▼68kg級 星野レイ(東京・日体大桜華高)
▼72kg級 小原春佳(茨城・鹿島学園高校)
▼76kg級 石田眞子(奈良県協会)

 【男子フリースタイル】
▼57kg級 勝目大翔(山梨学院大)
▼61kg級 佐藤大夢(中 大)
▼65kg級 細川 周(日体大)
▼70kg級 山路太心(中 大)
▼74kg級 松尾直哉(福岡・小倉商高)
▼79kg級 高原崇陽(専 大)
▼86kg級 升田康太(帝塚山大)
▼92kg級 金澤空大(千葉・日体大柏高)
▼97kg級 佐々木優太(育英大)
▼125kg級 永野颯大(専 大)

© 公益財団法人日本レスリング協会