近本光司の代役あるぞ!決勝2点適時二塁打など長打2本で今季12度目のマルチH記録の阪神打線の起爆剤に岡田監督期待の2軍に潜む逸材とは!?

井坪陽生が決勝2点適時二塁打含むマルチヒット

7月11日、鳴尾浜球場で行われたウエスタン・リーグの中日ドラゴンズ戦に、「1番・中堅」で先発出場した井坪陽生は、5打数2安打2打点。決勝の2点タイムリーツーベースヒットを放つなど、今シーズン12度目のマルチヒットを記録し、1軍昇格へアピールした。

4回、1アウト満塁のチャンスの場面で打席に立った井坪陽生は、中日ドラゴンズ先発の鈴木博志の初球124kmカーブを捉え、レフト線へ運ぶ決勝の2点タイムリーツーベースヒットを放った。

さらに6回、先頭打者で打席に立つと、井坪陽生は中日ドラゴンズ2番手・垣越建伸の初球チェンジアップをレフト線へ運ぶツーベースヒットを放ち、ノーアウト2塁のチャンスを演出。しかし、遠藤成はライトフライ、代打の高浜祐仁はファールフライ、井上広大はセンターフライと後続がチャンスを活かせず、得点は生まれなかった。

井坪陽生は、関東第一高校から2022年度ドラフト3位で阪神タイガースに入団。プロでの実戦デビューから新人らしからぬ打撃を見せている。ウエスタン・リーグ開幕からここまで今シーズンは、5月21日のオリックス・バファローズ戦のノーヒットで打率.297になるまで一度も打率3割以下に落ちることなく、コンスタントに結果を残していたが、5月下旬から6月上旬までは打てない時期が続いていた。

6月25日の中日ドラゴンズ戦では、長打2本を放つなど、三度のチャンスをものにし、4安打の固め打ちを記録。5月下旬から6月上旬まで続いた不調の時期を乗り越え、さらにこの試合で、決勝の2点タイムリーツーベースヒットに、ノーアウト2塁のチャンスを演出するツーベースヒットと2本の長打を放ち、今シーズン12度目のマルチヒットを記録し、1軍初昇格へ大きく前進した。

ルーキーらしからぬ打撃でヒットを量産できる井坪陽生が打撃のタイミングを取り戻し、再び開幕当初の勢いを取り戻し始めており、岡田監督も再び無視できない存在となっているはずだ。

1軍ではライトのポジションは固定されず、ドラ1ルーキー森下翔太、ミエセス、前川右京、島田海吏らが激しいライトスタメン争いを繰り広げている。さらに、レフトのノイジーが打撃不振に陥っており、不動のセンタースタメンだった近本光司は2日の巨人戦で高梨雄平から右脇腹付近にデッドボールを受け、その後も延長12回までフル出場するも、兵庫県内の病院で検査を受けた結果、右肋骨骨折と診断され、4日に出場選手登録を抹消された。

不安定な状況が続く阪神タイガース外野スタメン争いに割って入る存在として、井坪陽生が1軍昇格を果たし、近本光司の穴を埋めるほどの活躍を期待したい。

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