島原市のコミュニティバス「たしろ号」 8月から増便 平日10便、土曜8便へ

島原市のコミュニティバス「たしろ号」=島原市上の町、大手停留所

 長崎県島原市は8月から、市が運行している予約制のコミュニティバス「たしろ号」について、平日と土曜の運行を増便する。これまで1日8便だった平日は10便、7便だった土曜は8便となる。市政策企画課は「平日と土曜合計の平均予約件数は日曜の1.65倍。通院や通学、通勤などに役立てば」としている。
 11日、市が発表した。ワゴン車7台体制で、市内のタクシー事業者7社に運行を委託。現在は、平日8便、土曜7便、日曜祝日は6便(午前午後とも3便)運行している。運転手の確保のめどが立ったことなどから、8月からは平日10便(午前6便、午後4便)、土曜は8便(午前午後とも4便)運行する。日祝はこれまで通り6便。
 市によると、たしろ号は市内の公共交通の空白地帯を解消しようと、2020年3月に運行開始。名称は同市有明町出身で、同市に寄付などを通じて貢献した弁護士、田代則春氏に由来している。

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