NZ中銀、利上げ停止 2年ぶり据え置き

 【シドニー共同】ニュージーランド準備銀行(中央銀行)は12日の金融政策決定会合で、政策金利を年5.5%に据え置いたと発表した。金利据え置きは2021年8月以来、約2年ぶり。

 ニュージーランドは新型コロナウイルス流行を受け、景気下支えのため20年3月に金利を過去最低の0.25%に引き下げた。その後、人手不足や原油高を背景に物価が高騰し、21年10月以降、12会合連続で利上げした。

 23年1~3月期の消費者物価指数(CPI)上昇率が前年同期比6.7%とやや鈍化したため、中銀は利上げ打ち止めを示唆していた。

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