地元食材で海鮮丼、フルーツサンド 海の駅わんど(青森・鯵ケ沢町)に2店舗オープン

海の駅わんどにオープンした「漁師メシ 波」(左)と「Sanny Blue」

 青森県鯵ケ沢町の観光・商業施設「海の駅わんど」に10日、海鮮丼を販売する「漁師メシ 波(なみ)」とフルーツサンドが売りの「Sanny Blue(サニー ブルー)」がオープンした。いずれも今年3月に漁協直売所が撤退した跡の空きスペースへの出店。海水浴シーズンを控え、関係者は町やわんどが活気づくことを期待している。

 「漁師メシ 波」はJR鯵ケ沢駅前の居酒屋良治が出店。200円(税込み)でご飯を買い、1品300円(同)の魚の刺し身などを載せて、お好みの丼をつくるテイクアウトスタイル。代表の葛西幸治さん(36)は「西海岸の魚を中心に取りそろえ、組み合わせは無限大。鯵ケ沢の顔になれるよう頑張る」と意気込む。

 「Sanny Blue」は、はまなす公園近くの店舗からの移転。地元産のスイカやメロン、トウモロコシを生かしたフルーツサンドやクレープ、かき氷などを販売する。オーナーの葛西喬(たかし)さん(38)は「写真映えするようなキラキラした商品を提供して、これまでの海の駅の雰囲気を変えたい」と話す。

 わんどの指定管理者である町観光協会の園村義法事務局長は「この3カ月、空きスペースの囲いが閉鎖的なイメージを出していた。新規開店は活気が出る」と話していた。

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