ルカクのチェルシー合流は延期に、インテルとの交渉が進展中か

[写真:Getty Images]

チェルシーがベルギー代表FWロメル・ルカクのチーム合流を延期させたようだ。イギリス『ミラー』が伝えている。

昨シーズン、インテルにレンタルで加入したルカクは、度重なる負傷に苦しみながらも終盤にかけて復調し、公式戦37試合の出場で14ゴール7アシストを記録。今夏チェルシーに復帰したものの、選手本人は引き続きインテルでのプレーを熱望している。

新たにチェルシーの指揮官に就任したマウリシオ・ポチェッティーノ監督もまた、モチベーションが低下している選手の売却を希望。一方で、チェルシーが移籍金4000万ポンド(約72億3000万円)の完全移籍を求め、いかなるレンタルのオファーも拒否する構えを見せたことから、交渉は停滞していた。

それでも、インテルはルカク獲得を諦めず。カメルーン代表GKアンドレ・オナナ(27)をマンチェスター・ユナイテッドに売却して資金調達を済ませ次第、チェルシーに完全移籍のオファーを出す予定と報じられている。

そんな中で、ルカクは当初こそ今週水曜日にはチェルシーのプレシーズンに合流する予定だったものの、双方合意の下で17日に合流日が延期されたとのことだ。チェルシーはこの1週間で、インテルへの移籍が成立することを期待しているという。

なお、チェルシーはルカクのほか、移籍が既定路線とされているガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンやモロッコ代表MFハキム・ツィエクについても、ファーストチームに合流させない意向であり、ポチェッティーノ監督の下で着実に刷新を進めている。

© 株式会社シーソーゲーム