先日、筆者がタイムラインを眺めていたところ、まだ反響は大きくないものの今後バズりそうなインパクト強めのアイテムを発見した。それはイワシの頭を模した「イワシのカギ」。
「イワシのカギ
早朝作業
魚市場状態」
と件の鍵を紹介していたのは普段、海洋生物をモチーフにした雑貨を制作しているイワシ金属化さん(@nagiasa61)。
イワシの鍵は7月22日から23日にかけて東京都の九段下科学博物館で開催される「博物ふぇすてぃばる!」に出品予定のもの。南京錠と3本のカギのセットになっており、1本のカギの頭にはイワシの頭、残り2本には煮干し状のイワシ全身のストラップが付いている。
コアなファンから「行けるか分からないので…出来たら通販御願いしますっっっっっ‼️(切実😭)」とオンライン販売を熱望する声が寄せられるこの作品。写真で見る限り、まるで本当のイワシを加工したもののように見えるリアルさだが、一体どのように製作されているのだろうか?
イワシ金属化さんにお話を聞いた。
ーーイワシのカギのアイデアはすごくユニークですが、どのようなきっかけで作り始められたのでしょうか?
イワシ金属化:キャンプ場で私が制作したイワシのスプーンが盗まれた事があり、何となく笑話的に作りました。
ーーどのように製作されているのでしょうか?
イワシ金属化:本物のイワシの型を取って金属で作ってます。そのためイワシが割れても中から本物のイワシが出てくることはありません。はじめはイワシ全体を使ってカギの頭を作ってましたが、失敗したので今回は頭だけになりました。丸ごとバージョンは来年製作予定です。
ーーこのカギ以外にも「カニ戦車」や「甲殻類の金属化」などの海洋生物をテーマとした作品を作られていますが、これらの作品を作るようになったきっかけをお聞かせください。
イワシ金属化:海洋生物のきっかけは適当に作ったイワシスプーンで、それをきっかけに魚の頭骨、甲殻類、カニ戦車などと海洋生物の作品をどんどんと作るようになりました。
ーー作品づくりで大切にしていることは何でしょうか?
イワシ金属化:本物を使うことです。3Dデータやフィギュア的に作ってしまうと形が整いすぎてしまい綺麗なオモチャのようになってしまいます。本物は左右の腕のバランスが悪かったり、ケガが治った跡があったり、絶叫して死んでたり、怪しく不思議な情報があったりします。そのほうが魅力的だと私自身思っています。
ーーこれまでの作品の反響やコメントについて感想をお聞かせください。
イワシ金属化:イベント中心に作品を作ってますので、沢山は作れませんが好評を頂いています。イベントのたびにほとんどの商品を新作にしているので今回は何があるのかなという感じでお客様には楽しんでもらっています。
ーー今年の博物ふぇすのオススメはなんでしょうか?
イワシ金属化:今回は鍵シリーズのイワシとカニの鍵です!
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イワシ金属化さんは「博物ふぇすてぃばる!」にて様々な海洋生物の作品を出品予定。ぜひ気になった方はイベントに足を運んでいただきたい。
その他にもイワシ金属化さんは造型イベント「ワンダーフェスティバル」にも出品しており、そこではカニ戦車シリーズが好評なのだそう。うち2種類はカプセルトイになっているので気になる方は合わせてチェックしていただきたい。
イワシ金属化さん関連情報
Twitterアカウント:https://twitter.com/nagiasa61
ショップページ:https://kinzokuka.shop-pro.jp/
(よろず〜ニュース特約・近藤リナ)