地産地消のバイオマス稼働、岐阜 中部電と丸紅出資、再エネ加速

「ごうどバイオマス発電所」の竣工式で、テープカットをする関係者ら=12日午前、岐阜県神戸町

 丸紅と中部電力の共同出資会社は12日、4月に運転を開始した「ごうどバイオマス発電所」の竣工式を岐阜県神戸町の現地で開いた。発電用燃料の地産地消を目指し、廃材などの木質チップを主に岐阜県内から調達、年間約8万トンを使う。両社は再生可能エネルギーの普及を加速する狙い。

 運営するのは中部電と丸紅の完全子会社、丸紅クリーンパワーが折半出資する「ぎふ西濃グリーンパワー合同会社」。出力は7500キロワットで年間発電量は一般家庭の約1万7千世帯分に当たる5300万キロワット時を想定する。

 丸紅の原田悟執行役員は「循環型地域社会へ貢献できる発電所だ」と話した。

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