オールスターまで6試合、「Aクラス」キープへ3位の広島カープは11日、1.5ゲーム差の4位・巨人と対戦しました。
カープの先発は、すでに7勝をマークしている 床田寛樹 でした。しかし、この日ばかりは本来のキレを欠きます。2回、先頭の 中田翔 を追い込みながら、仕上げの1球が甘く入ります。通算299号ホームランで先制を許します。
3回にも売り出し中の3番・秋広にホームランが飛び出すなど、長打の出やすい東京ドームは、巨人が一発攻勢で流れを握ります。
さらに、5回には2番・丸にも。床田は、今シーズン最多の1試合3本塁打を浴び、今季最短の5回でマウンドを降ります。
一方の打線は、巨人先発・山崎伊織 の前に、5回まで散発の2安打のみ。
しかも、カープにはアクシデント発生です。6回、菊池涼介 が右前腕にデッドボールを受けます。その後、守備にはついたものの、次の打席では代打が送られ、途中交代。
好調の 西川龍馬も6回、初球のスイングで右わき腹を痛め、ベンチに下がります。
カープはその後も総力でチャンスを作りますが、あと1本が出ません。
一方の巨人は7回にも3番手の 中﨑翔太から追加点。先制・中押し・ダメ押しと抜群の試合運びを見せます。
シーズン前半戦終了を前に、3位カープは上位チームを猛然と追いますが、その一方で、4位・巨人と0.5ゲーム差、セ・リーグはますます混戦の度合いを深めてきました。
― 最新の情報が入ってきました。11日の試合で途中交代した 西川龍馬 選手なんですが、12日、出場選手登録を抹消されたということです。代わって2軍から 田村俊介 選手が1軍登録されました。わき腹の状態がちょっと気になります。一方、田村選手なんですが、開幕1軍もあと一歩というところまで来て、本人も非常にくやしいって言っていたんですけども、そもそも打力は高くて、“前田二世“ とか言われていて、投げては高校のときに145キロ。左利きなんですけど、キャッチャーをやったことがあるとか、かなり多彩な選手なので、早い時点でのチャンスを期待したいと思います。