LNG燃料供給船が進水式 九州・瀬戸内で補給へ

LNG燃料供給船「キーズアザレア」=12日午後、山口県下関市

 九州電力や日本郵船など4社の共同出資会社は12日、船舶向けに液化天然ガス(LNG)燃料を供給する専用船の進水式を山口県下関市で開いた。来年3月に船を完成させ、九州と瀬戸内地域を拠点に洋上のLNG燃料船に補給を始める計画だ。温室効果ガス削減に向けたLNG船の需要拡大に対応する。

 船は全長82.4メートル、総トン数約4850トンで、3500立方メートルのLNGを積載できる。共同出資会社「キーズ・バンカリング・ウエスト・ジャパン」と、同社が拠点を置く北九州市の市花であるツツジにちなんで「キーズアザレア」と命名した。

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