SDGs切り口にテーマ展 盛岡市遺跡の学び館、9月18日まで

SDGsの視点から大昔の人々の暮らしを紹介しているテーマ展

 盛岡市本宮の市遺跡の学び館は、テーマ展「おおむかしのくらしとSDGs」を開いている。発掘調査から分かった人々の暮らしを「国連の持続可能な開発目標(SDGs)」を切り口に見ることで、未来を考えるきっかけにする。担当者は「昔の暮らしぶりは、今の私たちに通じるところがある。SDGsの学びから考古学に親しみをもってもらえればいい」と語る。

 第1章は「ゆたかに生きる」。市内の縄文遺跡から見つかった補修穴のある土器や志波城跡から出土したすり減った砥石(といし)、鉄の再利用を示す鉄滓(てっさい)からは、大昔のリユース、リサイクルの様子が見える。

 9月18日まで。午前9時から午後5時。月曜(祝日の場合は翌平日)と毎月最終火曜休館。一般200円、小中学生100円。問い合わせは同館(019.635.6600)へ。

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