福井県内7月13日夕方にかけ激しい雨の恐れ 福井地方気象台、土砂災害など警戒呼びかけ

 福井県内は7月12日、日本海の梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、昼過ぎから広い範囲で雨が降った。福井地方気象台は13日夕にかけて雷を伴って1時間に30ミリ以上の激しい雨が降り、警報級の大雨となる所があるとみている。13日夜遅くにかけて土砂災害に警戒し、14日にかけて低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒するよう呼びかけている。

 気象台によると、12日午後5時までに美浜町で1時間に18.5ミリ、坂井市春江16.5ミリなどのやや強い雨を観測した。

 東北地方に延びている梅雨前線は13日にかけて北陸地方に南下する見込み。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となる。13日夜遅くにかけて落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要。

 13日午後6時までの24時間予想雨量は、多い所で嶺北150ミリ、嶺南120ミリ。その後の24時間は嶺北100~150ミリ、嶺南50~100ミリ。

 JR西日本は13日、小浜線の始発から午後2時ごろまでの上下線計11本で敦賀―小浜間の運転を取りやめる。

福井県内13市町に大雨警報

 福井地方気象台は12日午後10時36分までに福井市に大雨警報(土砂災害、浸水害)、その他の嶺北全域と敦賀市、美浜町の12市町に大雨警報(土砂災害)を発表した。

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