「大崩海岸」沿いの、現在廃道となっている静岡市の旧国道150号の「洞門」が、約40メートルにわたり崩落していたことが分かりました。
<中井秀カメラマン>
「昔、道路であったであろう場所が崩れています」
崩落したのは、静岡市駿河区石部の「大崩海岸」沿いにある石部第五洞門です。洞門は土砂崩れなどから道路を守るための半トンネルで、この洞門は1971年まで国道150号として使われてきましたが、当時の土砂崩れの影響で廃道となりました。
静岡市によりますと、7月6日の朝、近くで橋の工事に当たっていた作業員から「山肌が崩れている」と通報がありました。市が確認したところ洞門が40メートルほど崩れていることが分かりました。崩落した現場は、現在は廃道となっていて立ち入りできない場所であるため、この崩落による人や交通への影響は確認されていません。
市は大雨の影響ではなく洞門の劣化による崩落の可能性があるとみていて、今後、現場の状況を注視していくとしています。