ナポリが敏腕ジュントリ氏の後任探し… 元ミランSDのマッサーラ氏と交渉

[写真:Getty Images]

ナポリが新スポーツ・ディレクター(SD)候補と交渉を進めているようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。

過去8シーズンはクリスティアーノ・ジュントリ氏(51)をSDに据えていたナポリ。敏腕として知られるジュントリ氏は、昨夏にジョージア代表FWクヴィチャ・クワラツヘリアや韓国代表DFキム・ミンジェといった掘り出し物の獲得を進め、33年ぶりとなるスクデット獲得の基盤を作った。

しかし、今夏ナポリはジュントリ氏と別れを告げた。両者の契約はあと1年残っていたが、これを解消。ジュントリ氏はかねてから噂されていたユベントスのSDに就任している。

当初、ナポリはジュントリ氏の後任がいなくてもやっていけると考えていたようだが、結局SDを探すことに。そこで

アウレリオ・デ・ラウレンティス会長が目をつけたのが、フレデリック・マッサーラ氏(54)とのことだ。

かつてローマのSDを務めていたマッサーラ氏は、2019年夏からミランのSDに就任。2021-22シーズンにはセリエA制覇も味わったが、先月7日、テクニカルディレクター(TD)のパオロ・マルディーニ氏と共にミランを電撃退任していた。

ナポリはマッサーラ氏に複数年契約を提示。ここからさらに交渉を重ねていく必要があるものの、移籍市場に関する仕事はラウレンティス会長と最高経営責任者(CEO)のアンドレア・キアヴェッリ氏が請け負っているため、急ぐ必要はないという。

また、マッサーラ氏にはナポリの新指揮官ルディ・ガルシア監督とローマ時代に共闘していた過去が。2人の間にリスペクトや友情があることもプラスに考えられているようだ。

なお、デ・ラウレンティス会長は今夏までラツィオのSDを務めていたイグリ・ターレ氏(49)も候補に考えているとのこと。ナポリの新SDが決まるまではもう少し時間がかかりそうだ。

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