米6月物価、3.0%上昇 伸び率21年3月以来低水準

 【ワシントン共同】米労働省が12日発表した6月の消費者物価指数は前年同月に比べて3.0%の上昇だった。伸び率は12カ月連続で縮小し、金融市場の事前予想(3.1%)も下回った。上昇率は2.6%だった2021年3月以来となる低水準となった。変動が激しいエネルギーと食品を除いたコア指数は4.8%上昇だった。

 米連邦準備制度理事会(FRB)はコア指数の高止まりに懸念を示しており、25~26日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)では、前回会合で停止した利上げを再開するとの見方が出ている。

 品目別では、食品が5.7%上昇で伸びの縮小は続いた。新車は4.1%上昇、住居費は7.8%上昇だった。一方、ガソリンは26.5%と大幅に下がり、中古車も5.2%下落した。

 全体の前月比は0.2%上昇、コア指数も0.2%上昇だった。

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