＜井手春希キャスター＞
【写真を見る】「感じる仲間のサポート」「16日の国立を楽しみたい」エスパルスの“マエストロ”乾貴士選手が意気込み
清水エスパルスの乾貴士選手がスタジオ生出演です。
スペインで活躍し、ワールドカップでも輝きを放った乾選手は、2022年エスパルスに加入。秋葉忠宏監督に「戦術乾」と言わしめる今のチームに欠かせない選手です。今週日曜（7月16日）、国立で開催されるジェフユナイテッド千葉戦に向け意気込みをうかがいます。
＜滝澤悠希キャスター＞
昨シーズンからエスパルスに所属していますが、静岡の雰囲気はいかがですか。
＜乾貴士選手＞
すごい住みやすいし、チームもすごい楽しいので来て良かったなと。
＜滝澤悠希キャスター＞
雰囲気を楽しんでいただいているようで何よりです。そして現在は清水エスパルスJ2で6位となっていますが、今シーズン立ち上がりは得点力不足に悩まされまして、厳しい状態だったと思います。乾選手、当時選手間ではどういう話をしていたんでしょうか？
＜乾貴士選手＞
でも『いつか入るやろ』っていう話はしてたので、そこまで悲観はしてなかったんですけど、でもなかなかやっぱ、入らなかったのでちょっと焦ってはいましたね。
＜滝澤悠希キャスター＞
ただ今はいい流れをつかんでいますね。
＜井手春希キャスター＞
第8節から秋葉監督が就任しまして、その後チームは上昇気流に乗っていきます。乾さん、ターニングポイントになったと感じる試合はありますか。
＜乾貴士選手＞
僕が思うのはやっぱり東京ヴェルディ戦、秋葉さんの初戦かなと思いますね。
＜滝澤悠希キャスター＞
やはりその試合では雰囲気が変わりましたか。
＜乾貴士選手＞
そうですね。あそこを先制されたんですけど、すごい多分、見に来てたお客さんとかも「やっぱあかんか」っていう風に思ったと思うんですけど、自分たちは中（ピッチ）でやってる感じ、全然そういう風に思わなくて、あそこで逆転勝ちできたっていうのはすごい大きかったですね。
＜滝澤悠希キャスター＞
確かに私たちも秋葉新監督がサポーターを鼓舞している様子を当時見て、チームを変えてくれるんじゃないかという期待感を感じました。乾選手は7節以降トップ下で出場し、チームを牽引し続けていますが、乾選手の全7ゴールを振り返ります。
まずは1ゴール目、（4月22日の）大宮アルディージャ戦でした。この右サイドからのクロスを頭で合わせました。乾選手、ドンピシャでしたね。
＜乾貴士選手＞
いいボールが来たんですけどヘディングは全然得意じゃないので、でも入ってくれて良かったですね。
＜滝澤悠希キャスター＞
見事なゴールでした。そして2点目は4月29日の栃木SC戦ですが、ここはフリーで受け取って強烈なシュート！自身今シーズン初のアイスタでのゴールとなりました。そして3点目は（4月29日・いわきFC戦）縦への突破、印象的でしたね。
＜乾貴士選手＞
そうですね、速い選手がそろってるっていうのもありますし、縦の意識っていうのは秋葉監督が植え付けてくれてるかな。
＜滝澤悠希キャスター＞
この試合は9対1の快勝となりました。
そして4点目（7月1日・V・ファーレン長崎戦）はセットプレーです。ここを合わせました。見事なコンビネーションでした。そして5点目（7月5日・ベガルタ仙台戦）は北川選手が持ってちょこんと触ってアウトサイドで決めました。おしゃれですね。
＜乾貴士選手＞
そうですね、うまくいってよかったです。
＜滝澤悠希キャスター＞
そしてこれが直近の試合（7月9日・大分トリニータ戦）ですが、1点目はキーパーのところにプレスをしてゴール。流し込みました。そしてこの試合、2点目は、ハーフウェイライン付近から運びまして、ボックス前でシュート！見事に決めました。これはどういうことを考えて放ったんですか。
＜乾貴士選手＞
最初はドリブルしてる時はね、パスも考えてたんですけど、ドリブルしてるうちに最後シュートをやっぱり思い切って打ってみようっていう風に思って、狙い通り蹴れたかなと思います。
＜滝澤悠希キャスター＞
瞬時の判断が素晴らしいです。なかなか考えられないことだと思いますけれども。これで自身は3戦連発でゴールを決めているということになりますが、好調ぶりは自身でも感じますか。
＜乾貴士選手＞
好調…そうですね今はたまたま入ってくれてるっていうのもあるし、みんながやっぱサポートしてゴールを仙台戦のゴールなんか、ほとんど航也（北川選手）のゴールなんで、みんながサポートしてくれてるおかげだと思ってます。
＜滝澤悠希キャスター＞
チーム力というのも感じますが、チーム3連勝していて、次の対戦相手は前半戦で負けている千葉です。千葉も清水も伝統あるチームですけれども、国立競技場での試合、どんな気持ちで臨みますか。
＜乾貴士選手＞
そうですね。新国立になって僕は初めてやるので、なかなかできるところではないんで、もちろん負けてる相手っていうのもありますけど、そこでできるっていうのを楽しみたいなと思います。
