福井県勝山市の長尾山総合公園にある屋外型アミューズメント施設「かつやまディノパーク」は7月14日のリニューアルオープンを前に12日、市内の保育園児を招いた内覧会を開いた。小型肉食恐竜「ヴェロキラプトル」の模型を屋根などに設置した建物「ヴェロキ館」を新たに整備。館内に鏡張りの「恐竜迷路」を備え、悪天候時も来場者が楽しめるようにした。
同館は、巨大な昆虫像のある森を周遊する「巨大昆虫冒険ツアー」の発着場や待合室としても活用。これまでツアー参加者が屋外で列を作ることもあり、施設を運営するNPO法人「恐竜のまち勝山応援隊」は「夏の熱中症対策にもなる」とする。また、ツアーに使用する電動の乗り物「トラム」も更新した。
施設出入り口周辺に実物大の恐竜ロボットを新たに配置。恐竜ロボットを44体から54体に増やした。このうち既存の受け付け棟前には全長10メートルを超える草食恐竜「カマラサウルス」をシンボル的に設置し、建物を新たに「カマラ館」と命名。同館の入場口前にはジャングルをイメージした植栽やゲートも新設した。
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12日は同市平泉寺、野向両保育園の1~5歳児約20人が訪れた。平泉寺保育園の5歳の男の子は「迷路が楽しかった。またやりたい」と笑顔だった。同法人の伹川弥生副理事長は「恐竜迷路ができたことで雨の日でも楽しんでもらえると思う」と話した。入園料は中学生以上千円、3歳~小学生800円で2歳以下は無料。