最後の南関3歳クラシックで22年ぶり無敗の三冠馬誕生…ミックファイアが劇的V

東京シティ競馬(TCK)所属のミックファイア(牡3・渡邉和雄厩舎)は、7月12日に大井競馬場で行われたジャパンダートダービー(Jpn1)をTCK所属の御神本訓史騎手とのコンビで見事勝利。これによって、2001年のトーシンブリザード以来22年ぶり2頭目となる無敗での南関東3歳クラシック三冠を達成した。そして、2024年に創設される3歳ダート三冠競走に伴い、現行体系では最後の無敗の三冠馬となった。

南関東3歳クラシック初戦の羽田盃(S1)、第2戦の東京ダービー(S1)をそれぞれレースレコードで制しジャパンダートダービー(Jpn1)に臨んだミックファイア。逃げ馬を好位で見ながらレースを進め、4コーナー過ぎから徐々にポジションを押し上げると、残り100m付近で先頭に立ち見事1着でゴール。3レースすべてでコンビを組んだ御神本訓史騎手とともに三冠馬の栄冠に輝いた。

南関東3歳クラシックとしては最後の実施

無敗の3冠馬に輝いたミックファイア (C)東京シティ競馬

全日本的なダート競走の体系整備に伴い、2024年からは3歳ダート三冠競走の最終戦としてジャパンダートクラシック(Jpn1)へ名称が変更となり、秋開催(10月上旬)へ移行となるため、南関東3歳クラシックとしては今回が最後の実施となるジャパンダートダービー。数々の名馬を生み出してきたレースのグランドフィナーレを飾るにふさわしい結果となった。

●御神本訓史騎手のコメント
「スタッフ、関係者のみなさま、そして応援してくださったファンのみなさまのおかげで、無事無敗の三冠馬にすることができました。もっと強いミックファイアが見られると思いますので、これからも応援していただけたら嬉しいです。今日は本当にありがとうございました」

●渡邉和雄調教師のコメント
「今日は暑い中たくさんのお客様にご来場いただき、本当にありがとうございました。ミックファイアの三冠の走りを見に来ていただいたお客様がたくさんいると思うので、ありがたく思っています。この馬は紆余曲折あってなんとか勝ち取った三冠です。伸びしろが十分に残っている馬ですので、秋にはもっと強いミックファイアをお見せできると思います。その時にはまた満員の競馬場でご声援いただければと思います。本当に今日はありがとうございました」

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