米経済活動「小幅拡大」 FRB報告、底堅さを示す

 【ワシントン共同】米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)が12日公表した全国12地区の連邦準備銀行による景況報告(ベージュブック)は、経済活動が「5月下旬以降に小幅拡大した」とした。FRBが物価高を抑えるために政策金利を急速に引き上げてきた中でも、米経済が底堅いことを示した。

 6月末までの調査をまとめており、FRBが今月25、26両日に開く次回連邦公開市場委員会(FOMC)の討議資料となる。6月の前回会合では11会合ぶりに金利を据え置いたが、市場では次回会合で利上げを決めることが有力視されている。

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