川勝知事の給与未返上問題巡り、50年ぶり知事不信任決議案 可決に1票届かず「否決」=静岡

いわゆる「コシヒカリ発言」をめぐり川勝知事が給与やボーナスを未返上のままにしている問題で、自民党会派は7月12日夜、知事の不信任決議案を提出しましたが、13日未明に行われた採決で「否決」されました。

川勝知事は12日午前の県議会で、給与やボーナスを返上するため9月の県議会で返上に必要な条例改正案を提出すると表明しました。

川勝知事は2021年、いわゆる「コシヒカリ発言」で辞職勧告決議を受けた自らのペナルティとして、給与とボーナスあわせて440万円ほどを返すとしましたが、返上しないままで県に批判的な意見が殺到していました。

県議会の最大会派、自民改革会議は12日夜、知事に対する不信任決議案を提出する事態に。

そして、13日午前1時前に行われた採決。

「不信任決議案は否決されました」

採決の結果、賛成50・反対18で、可決に必要な出席議員の4分の3以上にあたる51票を満たさず否決されました。

知事に対する不信任決議案が提出されたのは1973年以来、50年ぶりです。

不信任案否決後に議場で硬い表情の川勝知事=7月13日未明・静岡県議会

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