ロシア「冷戦思考に完全回帰」 NATO首脳会議を批判

 ロシア外務省は12日、リトアニアのビリニュスで開かれウクライナへの長期支援で一致した北大西洋条約機構(NATO)首脳会議について声明を発表し、「NATOは完全に冷戦思考に回帰した」と批判、安全保障に必要なあらゆる対抗措置を取ると警告した。

 声明は、NATOはロシアの周辺地域に拡大を続けるだけでなく、中東やアフリカを自身の戦略的地域とみなし、さらにインド太平洋地域にも触手を伸ばしていると指摘。武力行使のハードルを自ら下げ、核戦力の強化を図っていると非難した。(共同)

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