平戸大橋入口交差点 県道部分供用で十字路に 

交差点に接続する県道(手前)の部分供用開始に伴い、十字路に切り替わった平戸大橋入口交差点=平戸市田平町

 長崎県が整備を進める県道平戸江迎線約9.4キロのうち、平戸市田平町の平戸大橋入口交差点から市立田平中方向への約270メートルが12日、供用を開始した。残る工事区間は同校そばまでの約620メートルで、年度内に全線開通予定。
 同交差点はこれまで丁字路だったが、県道供用に伴い十字路となった。
 平戸江迎線は、同交差点を起点に西九州自動車道松浦佐々道路に設置する平戸インターチェンジ(IC)を結ぶ。今回の供用は、同交差点から田平中そばの交差点までの2.3キロ(幅6メートル、片側1車線)の一部。
 平戸江迎線は平戸ICと平戸大橋、平戸島のアクセスを改善しようと計画。県は松浦佐々道路開通時点で、平戸江迎線の通行量を1日7千台と見込む。
 県県北振興局道路建設第2課は「今回の部分供用だけでは、車両の流れに大きな変化はないと見ている。早期に整備効果が出るよう未開通部分の工事を急ぐ」としている。


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