リバプールに激震、主将ヘンダーソンがサウジ行きに傾く

[写真:Getty Images]

リバプールのイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソン(33)はサウジアラビア行きに傾いているようだ。

リバプールの主将として、ピッチ内外でチームを支えてきたヘンダーソン。ギニア代表MFナビ・ケイタや、元イングランド代表MFアレックス・オックスレイド=チェンバレン、元イングランド代表MFジェームズ・ミルナーが去ったためだが、中盤にアルゼンチン代表MFアレクシス・マク・アリスター(24)とハンガリー代表MFドミニク・ソボスライ(22)を獲得し、ヘンダーソンは新たなポジション争いに直面する。

こうした中で、今夏に有力選手が大量に加入しているサウジ・プロフェッショナルリーグのクラブの一つ、アル・イテファクがヘンダーソンに接触。同クラブは今月にリバプールのレジェンドであるスティーブン・ジェラード監督の就任を発表しており、指揮官は自身がキャプテンマークを託した存在でもあるヘンダーソン獲得を熱望していた。

本人の決断が待たれていたが、イギリス『The Athletic』のデイビッド・オーンスタイン記者によると、ヘンダーソンはジェラード監督の説得もあり、アル・イテファクのオファーを受ける方向で熟考している模様。受け取る給料の4倍以上となる週給70万ポンド(約1億2000万円)を用意されているとのことで、今週中に去就を決断するという。

なお、クラブ間交渉についてはまだだが、ヘンダーソンがオファーを受け入れた場合は速やかに開始される模様。イギリス『デイリー・メール』のドミニク・キング記者によると、リバプールは契約を2年残す主将に対して、1700万ポンド(約30億円)をはるかに超えるオファーを要求する構えのようだ。

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