藤井七冠が連勝か、佐々木七段がタイか 将棋王位戦第2局、神戸で始まる

第2局で初手を指す佐々木大地七段(左)。右は藤井聡太王位=13日午前、神戸市北区有馬町、中の坊瑞苑(撮影・風斗雅博)

 将棋の藤井聡太王位(20)=竜王、名人、叡王、棋王、王将、棋聖=に佐々木大地七段(28)が挑む「伊藤園お~いお茶杯第64期王位戦」(神戸新聞社主催)7番勝負の第2局が13日午前9時、神戸市北区の有馬温泉の旅館「中の坊瑞苑」で始まった。

 藤井は前人未到の八大タイトル独占に向けて負けられず、佐々木は並行して藤井に挑む棋聖戦5番勝負を含む「12番勝負」の中で初タイトルを目指すシリーズ。第1局は先手番の藤井が横歩取りの戦いを制した。

 立会人の福崎文吾九段(63)が定刻に対局開始を告げると、先手番の佐々木は初手を2六歩と指し、藤井も8四歩と飛車先の歩を進めて、相掛かりの戦型となった。(井原尚基、小林伸哉)

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