ディスクロージャー、ニューAL『アルケミー』を自身のレーベルから発売

現地時間2023年7月12日、ローレンス兄弟によるディスクロージャーがニュー・アルバム『アルケミー』を今週金曜日にリリースすることを発表した。

2020年の『エナジー』以来となる新作は、2人が<キャピトル・レコード>を離れてから初のリリースとなり、全11曲が収録される。『アルケミー』は、昨年ソニーが買収したインディペンデント・ディストリビューション・サービスのAWALと提携し、兄弟自身の<アポロレ・コーディングス>からリリースされる。

「このアルバムは、私たちが今、解放されていることを祝うものです」とガイ・ローレンスはプレス・リリースで述べ、「メジャー・レコード・レーベルとはもう契約していません。このアルバムのツアーをするつもりはありません。自分たちが好きなことをやり、とてもクリエイティブになれるんです」と説明した。

この声明では、「“アルケミー”は、2人が人生において2つの全く異なる時期にいた時に制作されました。ガイは最近結婚し、米ロサンゼルスのローレル・キャニオンの新居に移り、一方でハワードは失恋から立ち直り、150日間のツアーで疲れ切っていました」と明かされている。

ハワードはこの時期について「深い傷心と悲しみ、それと同時に深い尊敬と感謝の念もありました」と述べ、「この恐ろしい感情を美しいものに変えよう。主なアイデアは痛みを美に変えることでしたー考えてみれば、それが常に目指していることです」と語っている。

『アルケミー』ではフィーチャーやサンプルは一切使用せず、代わりにジャングル、ブレイク、“トランスのようなスーパーソー・シンセ・リフ”、クラブ・トラックを融合させた“原点に戻った”アプローチとプロダクションをフィーチャーするそうだ。

ディスクロージャーは、アルバムの発売を記念して、木曜日と金曜日に英ロンドンでリリース・パーティーを開催する予定だ。

新作発表の直前には、2013年6月にリリースされたディスクロージャーの画期的なデビュー・アルバム『セトル』が10周年を迎えていた。米ビルボードが、この10年間のEDMアルバムNo.1に選んだ今作は、デラックス・アニバーサリー・エディションが8月に発売される。

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