ゼイン・マリク、ワン・ダイレクションを去ったのは“完全に利己的”な判断だったと語る

2015年3月25日はワン・ダイレクションのファンにとって終わりの始まり、つまりゼイン・マリクがグループからの脱退を決めた日として語り継がれている。そんなゼインが、アレックス・クーパーのポッドキャスト『Call Her Daddy』での率直な新しいインタビューで、もし自分がソロ活動を追求するためにグループから離脱していなかったら、おそらく5人のうちのほかの誰かが遅かれ早かれそうしていただろうとほのめかした。

現地時間2023年7月12日に公開されたポッドキャストに出演した彼は、1Dメンバーのハリー・スタイルズ、リアム・ペイン、ナイル・ホーラン、ルイ・トムリンソンの名前を出さないように注意しながら、「たくさんの……あのね、あまり詳しくは言いたくないけど、政治的なことがたくさん起こっていたんだ」とクーパーに語り、「ある人たちがあることをやっていて、ある人たちが契約をしたがらなかったから、何かが起きているってわかってた。だから僕は先手を打ったんだ」と振り返っている。

彼は、「正直に言うと、僕は“もうここから出て行く”と思っていた。もう終わってると思ったし、ちょうどそれを見たわけだし、完全に利己的に自分のレコードを作りに行く最初のやつになりたかったんだ、本当に正直なところ」と続け、「僕は受動的な男だけど、自分の音楽とビジネスに関しては真剣だし、競争心もある。だから最初に去ってソロ活動をするやつになりたかった」と明かしている。

今週初めにニュー・シングル「Love Like This」を7月21日にリリースすると発表したゼインは、1Dでの活動が終わる頃には、みんなお互いに少し疲れていたとも認めた。「本当に正直に言うと、僕らは5年間毎日一緒にいて、お互いにうんざりしていたんだ」と彼は述べている。

30歳のゼインは、「僕たちは仲が良かった。ほかの誰にも理解できないようなクレイジーなことを一緒にしたし、お互いに分かち合った経験もある。今になって振り返ると、脱退したばかりの頃よりもずっと懐かしく思える。素晴らしい経験もあったし、彼らとは素晴らしい時間を過ごしたけれど、そうだね、もう自然消滅しかけていた」と語っている。

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