86歳のモーガン・フリーマン伝染性感染症 渡英を断念、仕事をキャンセル

俳優のモーガン・フリーマン(86)が「伝染性感染症」にかかり、今週行われた記者会見を欠席した。モーガンは、ニコール・キッドマンやゾーイ・サルダナと共演するパラマウント+の新シリーズ『スペシャル・オプス:ライオネス』のプロモーションために渡英する予定だったものの、見送ったかたちだ。

モーガンの代理人は、「モーガンは熱があり、医師が伝染性の感染症だと診断を下し、旅行をキャンセルしました。今は元気です」とMailOnlineに語った。一方、ニコールとゾーイは、サヴォイ・プレイスでの報道用写真撮影会とテート・ブリテンの上映会に出席した。

実際のCIAのプログラムにインスパイアされた同スパイスリラーのシリーズでは、組織の対テロ戦争を指揮しながら、私生活と仕事のバランスを取ろうとする海兵隊員ジョー(ゾーイ)の姿を描いており、モーガンはエドウィン・マリンズ米国務長官、ニコールはCIAの上級監督官ケイトリン・ミードを演じる。

同新作シリーズは7月23日に最初の2つのエピソードが配信開始に、9月3日の最終回まで毎週1つエピソードが配信される予定だ。

1994年の『ショーシャンクの空に』で主演を務めたモーガンは以前、名声を得たことで、個性派俳優でいることの難しさをサンデー・タイムズ紙に明かしていた。「映画界でキャリアをスタートさせたとき、私はカメレオンになりたかった。初期の頃の(ロバート)デ・ニーロを思い出す。同じ俳優とは思えないようだった」「そういう機会もあった。でも、この業界で成熟していくと、やがてスターになる」「そうなると、自分を個性派俳優と呼ぶのはかなり無理がある。同じような役を演じることが多くなり、『私が求めているのはあなただ』と言われ人々に雇われる。そうやって生きていくんだ」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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