警官へ両手に持った刃物向ける 佐倉署員、拳銃で警告「適切」 公務執行妨害疑いで男逮捕 八街の住宅

佐倉署

 佐倉署は12日、公務執行妨害の疑いで八街市の無職の男(35)を現行犯逮捕した。男には通院歴があるという。

 逮捕容疑は同日午後2時ごろ、自宅で包丁となたを手に持って同署の男性警部補(45)を脅し、職務を妨害した疑い。

 同署によると、同居する母親から「息子が包丁を持ち暴れている」と110番通報があった。署員4人が自宅内に駆け付けて刃物を手放すよう指示したが、従わなかったため、警部補が拳銃を構えて「刃物を捨てろ、撃つぞ」と警告。署員が刺股で刃物をたたき落とし、取り押さえた。署員や母親にけがはなかった。

 「警察官になたや包丁を向けたことに間違いない」などと容疑を認めている。

 同署の畑雄介副署長は「拳銃を構えたことは現段階で適切な行為であったと考えている」などとコメントした。

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