「日本三熊野」の一つとされる山形県南陽市の熊野大社が、拝殿のかやぶき屋根を修繕するためクラウドファンディング(CF)で費用を募っている。1200年以上の歴史があり東北の熊野信仰の中心だが、風雪や鳥のついばみによる損傷が広がっていた。返礼として巫女体験や風鈴などを用意している。
日本三熊野は他に和歌山県の熊野三山と、長野、群馬両県にまたがる熊野皇大神社。各神社によると、拝殿の屋根は手がかからない銅板などが多い。維持費もかさむかやぶきは山形だけという。
今回の補修は傷んだ部分を入れ替える「差しがや」で、約1千万円かかる。
CFは8月14日までで、750万円を目指している。