日医工、258品目販売中止 経営合理化へ削減完了

日医工の本社=富山市

 経営再建中のジェネリック医薬品メーカー、日医工(富山市)は13日までに、医薬品258品目を新たに販売中止すると発表した。一連の措置で販売品目数はピーク時の約1700から905に減り、経営合理化に向けた不採算品目などの販売中止は完了する見通しだという。

 日医工によると、258品目のうち、安定供給への懸念などを理由に146品目を販売中止する。グループ内で成分が重複している90品目や他社が製造し日医工が販売していた22品目も対象とした。同社は3月にも後発薬221品目の販売中止を発表していた。

 日医工は、工場での品質不正問題で富山県から業務停止命令を受け業績が悪化。今年3月に上場廃止していた。

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